オパールの手入れ方法とは?特徴や取り扱い方法・保管方法を紹介

オパールの特徴

遊色効果(プレイオブカラー)で虹色のきらめきがゆらいでいるように見えるのが特徴の、どこか幻想的なイメージもある天然石のオパール。

オパールは日本語では蛋白石(たんぱくせき)と呼ばれていて、10月の誕生石に定められています。

宝飾品として指輪やネックレスなどのアクセサリーに多く使われている人気の石で、石言葉は「希望」「潔白」「忍耐」「純真」「無邪気」「幸運」「安楽」など非常にポジティブでプラスな意味を持っています。

名前の「オパール」の由来は、古代サンスクリット語で「宝石」を表す「ウパラ」が変化して「オパール」になったのが語源だとする説や、古代ローマ語で「貴族」を表す「opauls」が語源だとする説など諸説あります。

パワーストーンとして身に付けることで精神的に安定をもたらし、内面から輝くような明るさを引き出してくれる石だと考えられていて、お守りとして持ち歩いている人も多い人気の天然石です。

恋愛面で良い効果を発揮するだけでなく、様々なシーンでトラブルを回避して穏やかな人間関係を築くサポートを期待することができます。

オパールの取り扱い方法・保管方法&注意点

とても人気が高い天然石のオパールは、堆積岩の中でシリカを含む熱水が冷やされて固まることで作られます。宝石の中では唯一5%から10%ほどの水分を含んでいて、この水分の影響でオパールの硬度はあまり高くはありません。

ここではまず最初にオパールの取り扱い方法や保管方法、注意点などを見ていくことにしましょう。

太陽光に注意

オパールは豊富に水分を含んでいる石のため、太陽光に長く当てていると中の水分が蒸発してしまい、美しい淡い色味が失われて変色してしまうことがあります。

また真夏の強い太陽光の下では、水分が急速に蒸発するときに亀裂が入ってしまう恐れもあります。光に当たるとキラキラと光が反射してとても美しいオパールですが、太陽光にはなるべく当てないように注意することが大切です。

水分に注意

太陽光に弱いオパールは湿気よりも乾燥に弱いという特徴があります。一般的にアクセサリーなどに使用されているオパールは適切な処置が施されているため、大気中の水分を必要以上に吸い込んでしまうこともあまり無く、湿気にはそこまで過敏にならなくても大丈夫だと考えられています。

しかしオパールを濡れた状態で放置したり、水に付けっぱなしで放置してしまったりするのはおすすめできません。場合によっては周りの水分を吸収することでオパールの色味が変わってしまう可能性もあります。

また、オパールが水に濡れたときは水分を拭きとることが大切です。またオパールを保管するときは直射日光が当たらない清潔な場所で保管するようにしましょう。

他のジュエリー同士が擦れないように保管

オパールは硬度の低い軟らかい石のため、些細な刺激で簡単に石が傷ついてしまうことがあります。

ジュエリーボックスなどで他の石と触れ合っているだけでもキズが付く原因になりますので、できればオパールは他のジュエリーとは離して保管することが重要です。ネックレスやブレスレットなど複数のパーツや石が使われているオパールの宝飾品の場合は、石同士が当たらないように広げて保管するようにしましょう。

オパールのお手入れ方法

オパールといっても、比較的安価な人工オパールもあれば、希少価値の高いホワイトオパールやブラックオパールなど様々な種類があります。

いずれのオパールの場合も太陽光を避け、他の石や他のジュエリーと触れ合わないように気を配る必要がありますが、もう1つ絶対にやめておかなくてはいけない注意事項があります。

超音波洗浄は使用しないこと

超音波洗浄とは超音波を使って宝石を振動させ、その振動によって宝石の隙間に付いてしまった汚れなどを取る洗浄方法のことです。ジュエリーショップでアクセサリーのお手入れを依頼した時によく使われている洗浄方法です。

最近は一般家庭向けにとてもリーズナブルな超音波洗浄器が発売されるようになったため、宝石や貴金属を使ったアクセサリーが好きな方はすでに自宅に持っている方も多いかもしれませんね。

この超音波洗浄器を使ったお手入れ方法、オパールには向いていません。変色したり小さなヒビできたりし、遊色効果が失われる可能性があるため、使用しないように注意しましょう。

▼その他ジュエリーのお手入れ方法はこちらをチェック▼

珊瑚(コーラル)の手入れ方法|繊細な宝石を美しく綺麗に使い続けよう!

ルビーの手入れ方法|華やかで情熱的な真紅な赤色を取り戻す!

アメジストの手入れ方法|石の特徴や取り扱い方法を徹底解説!

家庭で出来るオパールのお手入れ方法

では次に家庭で簡単にできるオパールのお手入れ方法を見ていきましょう。オパールは熱に弱くキズが付きやすいという特徴はありますが、その取り扱いさえきちんとしていれば気軽に身に付けられる天然石です。

ポジティブで明るいパワーを持つオパールは、汚れたまま放置しているとせっかくの素晴らしい運気を下げてしまうと考えられています。こまめにお手入れして常に美しく輝きを放つオパールにしておきたいですね。

やわらかいブラシや筆で中性洗剤を使って洗浄

自宅でオパールをお手入れするときは、汚れがひどくない時は乾いた布でカラ拭きするだけでもOKです。オパールの表面を優しく撫でるように布を当て、強くこすらないように注意しましょう。

もう少ししっかり洗浄したいときは洗面器に中性洗剤を入れて水で少し薄め、毛先の柔らかいブラシや筆で汚れを落とします。水が汚れた時はその都度あたらしい水に変えます。人肌程度のぬるま湯を使えば汚れはさらに落としやすくなります。

オパールのお手入れで使うブラシや筆はメイク用のチークブラシなどがおすすめです。女性の繊細な肌に直接当てるチークブラシはキズがつきやすいオパールのお手入れに最適です。

チークブラシは100均でも購入できますので、専用に1つ準備しておくのも良いでしょう。他には絵画用の絵筆や習字の筆などもお手入れに使うことができます。歯ブラシを使う場合は毛先がなるべく柔らかいものを選ぶようにしてください。

洗浄後は必ず自然乾燥

オパールの汚れを洗浄した後は、柔らかい乾いた布で軽く水気を拭き取ります。湿気には強いオパールですが、濡れたまま放置しておくと変色して見た目が変わってしまうこともあります。

ある程度の水分を拭き終えたら、あとはそのまま日の当たらない風通しの良い場所で自然乾燥させていきましょう。早く乾かしたいからと言いって太陽光に当ててしまうのは厳禁です。オパールは強い熱に当たると石の中の水分が急速に乾燥してひび割れを起こしてしまうことがあります。

ドライヤーなどの熱風を当てて乾燥させるのもおすすめできません。乾燥は自然乾燥を心がけましょう。

 

まとめ

オパールは温度変化に弱くキズが付きやすい繊細な石ですが、取り扱いはそこまで難しい石ではありません。

オパールの持つ温かで柔らかな輝きは、持つ人に癒しを感じさせポジティブな力を与えてくれます。お守りとしては最適な石として人気があります。石の性質をよく理解しながらしっかりお手入れをし、オパールの素敵なパワーを最大限に高めて自分の力に変えていきましょう。

 
 
▲お問い合わせ、お見積もりに大変便利な
RITZ GLANDE 公式LINEはこちらからどうぞ
 
▲修理品の写真や作業風景を随時投稿しております
 
北海道札幌市中央区南2条西10-1 オエノン北海道BLD.1F
?10:30~19:00
?0800-800-0740(?からも?)
2024年4月
« 4月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930