壊れてしまった結婚指輪の修理方法を解説!種類ごとの方法を紹介

壊れてしまった結婚指輪の修理は出来る?

ずっと使い続ける結婚指輪…。年齢を重ねても指元を彩る結婚指輪には特別なものがあります。

ただずっと身に着けていると、変形してしまったり傷がついてしまったり、またはサイズが合わなくなることもあるでしょう。そんなときジュエリーの歴史が短い日本では、つい引き出しの奥にしまいこんでしまう方が多いように見受けられます。

せっかく思い出のつまった結婚指輪なのですから、しまいこまずに修理に出してより長く使い続けてもらいたいものです。指輪を含めジュエリーはメンテナンスをすると一生美しい輝きをはなってくれるもの。今回は結婚指輪の修理に関してお話をしていきます。

この機会にぜひ、引き出しの中にしまいこんだ結婚指輪に輝きを取り戻してみてはいかがでしょうか?

結婚指輪 修理の種類

結婚指輪の修理にはいくつかメニューがあります。「かなり傷が入っているからもう無理かな?」そんな風に思う必要はありません。

ジュエリーの修理にはたくさんの種類があって、かなりの劣化でも対応できるものです。では、それぞれ指輪のコンディションによってどのような修理方法があるのか確認してみましょう。

サイズ直し

結婚指輪の修理で一番リクエストの多いものが「サイズ直し」です。家事や仕事で手を使うことが多い人は指がどうしても太くなってしまいます。またやせてしまって指輪がゆるくなってしまった方もいるでしょう。

指輪のサイズ直しは結婚指輪のサイズを大きくすることも、小さくすることも可能です。プラチナ・金・銀であれば問題なくサイズ変更することができるのでご安心ください。もちろん違う素材でもどのような素材なのか、分かっていれば問題ありません。

最初から「〇号にサイズ変更したいのですが」とお願いするとよいですが、指輪のサイズが分からなくてもお店で測ってもらえるので大丈夫です。

また、石がついている指輪やデザインが複雑な指輪でもお直しは可能です。その場合は熟練した技術者がいるお店を選ぶと安心ですね。

キズの補修

指輪の大きな傷は研磨では対応できませんが、だからといって修理をあきらめる必要もありません。大きな傷の場合は隙間を埋めてから研磨します。

なお、亀裂を放っておくと後々指輪が切れてしまうことにもなりかねませんので、早めの対処が必要です。

また、大きな傷を修理する場合は研磨する部分が多くなり、指輪の地金部分の厚みが薄くなってしまう恐れがあります。事前にどの程度削ることになるのか、ショップでご相談されるとよいでしょう。

変形直し

指輪のゆがみは手を強く握ったり、重たい買い物袋を持ち歩いたりするだけでもおこります。

特に金は金属の中でもやわらかい性質をもっているため、少し握っただけでも簡単に変形してしまいますが、高価なプラチナの指輪でも、経年劣化で変形してしまうことは珍しくありません。

そのため指輪の変形をおこさないためには、日常指に負荷のかからない生活をすることが前提になります。もちろんそれは難しいので家事やゴルフなど、指に負荷がかかる場面では指輪を外すことをおすすめします。

しかし万が一指輪が変形してしまったとしても、修復は可能なのでご安心ください。

石留め

指輪の修理では石を留める「爪」の修理も多く依頼されるうちの1つです。指輪についている石がグラグラと緩んできた、石が浮いて見える…という場合は爪の劣化が原因でしょう。

また長年身に着けていると、爪自体が折れてしまうことや歪むこともよくある事例です。石がぐらついている、または指輪が服に引っかかるようになった…という場合は、指輪の爪の修理をご検討ください。

もしも石が取れてしまっている場合は、取れた石をショップにご持参ください。また石をなくしてしまった場合は、新たに石をつけなおすか石のないデザインに変更することになるので、よくお店のスタッフと相談しましょう。

磨きで新品仕上げに

サイズ直しやゆがみなど特に修理がいらない状態でも、クリーニングなど定期的なメンテナンスをおすすめします。

やはり長年指輪をつけていると、どうしても表面にはくすみや小さな傷がついてしまうものです。どれほど注意していてもくすみや小さな傷がつくのは仕方がありません。

ジュエリーショップには「新品仕上げ」というメニューがあります。

「新品仕上げ」とはジュエリーのキズやくすみを、洗浄や磨きを加えて最大限新品に近い状態まで近づけるメンテナンス方法です。

修理の必要がない指輪でもこのようにメンテナンスとして新品仕上げをお願いすると、まるで指輪が生まれ変わったようにきれいなります。

他の修理と並行して仕上げをしてもらいたい場合は、わざわざ「新品仕上げ」をお願いしなくても修理の仕上げとしてきれいに磨いてもらえます。

修理が断られてしまう可能性があるもの

結婚指輪の修理では、ほとんどの事例で修理が可能です。しかし以下のようなケースではお店によっては断られることもありますので、ご注意ください。

ただし1つのお店で修理を断られたとしても、他のお店では取り扱ってくれる場合も多々ありますので、あきらめる必要はありません。

そのお店に熟練の職人がいるかいないかによっても、修理受付の可否が大きく変わります。難しい修理の場合は複数のジュエリーショップに問い合わせてみましょう。

壊れたパーツの一部がない

結婚指輪の修理で、破損した部分を失くした場合は修理を断られるかもしれません。ショップに代替えのパーツがあれば修理可能ですが、その場合でも必ずしも同じパーツがあるとは限りません。

特に複雑なデザインの指輪や石の欠損は同じようなパーツを見つけるのがとても大変なので、お店によっては修理を断られてしまうでしょう。もちろん同じような石を取り付けて修理することもできますが、修理代が高額になることもあるので、修理の説明と見積りをしっかりと聞かなければいけません。

ひどく破損している場合

指輪がひどく破損している場合も難しい修理の1つです。大きな傷や亀裂、指輪が切れてしまった場合なら修復可能ですが、破損状態がひどいと修復できません。

例えば交通事故にあった場合や重たいものに挟まれた場合に、指輪の破損が見受けられます。もちろん破損の状態によるので、破損した指輪も最初から修理は無理だとあきらめる必要はありません。

修理できるかできないかはショップの判断になるので、難しいと思っても自分で判断せず指輪を持ち込んで相談してみることが大切です。

結婚指輪は思い出が詰まった大切なジュエリーですから、破損が大きい場合でも問い合わせてみてください。

デザインが分からないもの

同じ破損でも元のデザインが分からないようなケースも修理できない可能性が高いので注意しましょう。

たとえば破損が激しくても、元の指輪の詳細な写真があるのであれば修復可能です。しかし元のデザインが分からないのであれば、どのようなデザインだったのかお店の人と細かく話さなければいけません。

ただこれではお互いの意思疎通が難しく、お客様の思い描いている指輪と出来上がりが違ってしまうことも否定できないので修理を断られてしまうことが多いのです。

素材刻印のない指輪

指輪の内側を見てみると、小さな文字や数字が刻印されているのに気づくと思います。これは指輪のとても大切な情報を記録しているもので、「素材刻印」といいます。

素材刻印とは、その指輪にどのような素材が使われているのかを刻印しているものです。そして指輪を修理するときにはこの情報がとても重要になってきます。

金・銀・プラチナ・合金という素材の種類に加え、素材刻印には金属の純度も表記されているので、修理の際にどの金属素材やクリーニング素材を使ったらよいのかが分かります。

ただし金など、素材の種類によっては刻印がなくても判別できる場合もあります。

修理が出来ないものはリフォームを

思い出の詰まった結婚指輪ですから、できれば元の形に修理したいという気持ちも理解できます。しかしどうしても修理を断られてしまう場合は、リフォームを検討してみてはいかがでしょうか?

元の結婚指輪とはデザインが変わってしまいますが、古くなった結婚指輪は今風のデザインにすると、とても気持ちの良いものです。おしゃれだと思っていたデザインでも年を重ねてシンプルなデザインを好むようになることもあります。

反対にシンプルな結婚指輪にミル打ちをほどこしたり、石をつけてファッション性を高めたりすることもできます。このように用途や好みに応じてデザインを変えられるのが、指輪リフォームの大きなメリットです。

このほかにも、結婚指輪を娘に受け継いでもらいたいときなどにも、リフォームが大変喜ばれています。

いずれにせよ、せっかくの結婚指輪ですからメンテナンスやリフォームをして長く使い続けられることが理想です。

ずっとつけていた結婚指輪をどのようなデザインに変更するのか、指輪のリフォームを考えるのもまた楽しい時間になるのではないでしょうか?

▼リフォームについて詳しくはこちらをチェック▼

【札幌】結婚指輪のリフォーム|大切な想いを繋いで世界でたった一つのジュエリーを♡

修理の流れ

結婚指輪の修理について詳しく説明してきましたが、ここからは修理の具体的な流れを紹介していきます。

まずジュエリーショップに来店する場合は少し時間に余裕をもって出かけるのがおすすめです。それは指輪の修理ができるかどうか、またどのような修理になるのかなどの見極めから見積りまで少々時間がかかるからです。

また他の来店客もいるので、余裕をもって相談したい場合は事前に来店予約をするとよいでしょう。来店するとお店の人が持参した指輪をしっかりとチェックし、どのような修理になるのか詳しく説明してくれます。

詳しい説明を聞いたうえで、修理に同意すれば見積りという流れになります。見積りはどこのショップでも無料なので、修理代だけでも見積りが欲しいという場合でも大丈夫です。

修理内容、見積り内容ともに同意となれば、指輪の現状を写真に残してお店で修理預かりという流れになります。修理にかかる日数はお店によって、また修理の内容によって異なります。最短ですと指輪のサイズ直しなど、簡単な修理なら当日仕上げも可能です。

ただ一般的には修理でかかる日数は平均して3日~くらいに余裕をもって考えましょう。

指輪のリフォームの場合はもう少し時間がかかるため、数週間からデザインによっては1~2か月かかることもあります。見積りの説明をしてもらうときに、修理にかかる日数も一緒に教えてもらえるはずですから、その時にしっかりと確認しておきましょう。

もしもお急ぎの場合は、その旨お店で相談してください。修理内容によっては「急ぎ」と伝えることで対応してもらえることがあります。

リッツグランデの修理費用や納期

当店では、お客様に満足していただける技術や費用を積極的に提供しております。通常のデパートでの修理価格の約3分の1のお値段で承らせていただいております。また、納品日数に関しましても、3営業日後~とかなり短い期間での修理完了に努めております

納期を最短にする「特急料金」のメニューもご用意しておりますので、ご相談ください。

また、当店はLINEなどを利用して見積りなど対応可能ですのでまずはお気軽にお問い合わせください!

まとめ

ジュエリー文化が浸透する海外では母や祖母から指輪やジュエリーを受け継いで身に着ける習慣があります。

また息子の結婚が決まると2人の結婚指輪とは別に、母や祖母からお嫁さんに結婚指輪を贈る習慣もあります。これは息子の妻として認められた証拠。

このように結婚指輪は自分たちの思い出とともに、次の世代へと愛を受け継いでいく特別なジュエリーです。大切な思い出のつまった結婚指輪は、定期的なメンテナンスや必要な修理をほどこして、長く身に着けられる状態にしておくことが理想。

私たちが年齢を重ねるように、指輪も歴史を刻んでいきます。次の世代へ受け継がれることも考えると、結婚指輪はとてもロマンチックなジュエリーです。

ぜひ修理やメンテナンスをしながら、結婚指輪を長く使い続けてください。

 
 
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