ルビーの手入れ方法とは?特徴や注意点を紹介

 

ルビーの特徴

生命力、勝利、美しさを思わせる宝石と言えばルビーです。7月の誕生石としても有名で、古くから多くの人々に愛されています。「宝石の女王」と呼ばれることもあるルビーを手にしたら、特別な気持ちを抱きませんか?

ルビーと言えば綺麗な赤色が特徴の宝石で、透明感があるものから不透明なものまで存在しています。ルビーの語源はラテン語で「ルベウス」という赤を意味するものから名づけられました。

ルビーはクロムという不純物によって赤く見えています。クロムの含有率が高いほど、ルビーは鮮明な赤ではなく黒系の赤に近くなりその分価値が下がってしまいます。逆にクロムの含有率が低く透明度が高い鮮明な赤色のルビーが希少価値が高いと言われています。

最高級のルビーは、ミャンマー産の「ピジョンブラッド」です。ルビーの産地はアジアばかりで欧米では採掘することが難しいとされています。

ルビーは、毎日つけるのに最適なので女性らしさをアップしてくれる素敵な宝石です。

ルビーの取り扱い方法・保管方法&注意点

ルビーは比較的硬い宝石ですが、正しい取り扱い方や保管方法を実行しましょう。

皆さんは、どのようにルビーを取り扱っていますか?宝石を着け慣れていない人は、ルビーにとって良いとは言えない取り扱い方をしている可能性があります。

ここで正しい取り扱い方とともに、保管方法や注意点について紹介しますね。

酸や熱、衝撃に強い

ルビーは熱や酸に強く、宝石職人にとっても取り扱いやすい宝石と言われています。日常生活でも使用しやすい宝石で、衝撃にも強いところが特徴です。日々のちょっとした衝撃になら耐えることができるでしょう。

神経質になりすぎずに使用できるという意味では、頻繁に愛用してもほぼ問題のない宝石ということです。

衝撃に強いからと言って雑に扱わない

衝撃に強く日常使いに向いているルビーは、使っているうちに雑に扱ってしまうこともあるでしょう。ルビーは確かに硬度がありますが、宝石であり雑に触ることで傷がつく可能性もあれば壊れる可能性もあるでしょう。

例えば、ルビーのネックレスを外して、そのまま乱雑に机の上にポンっと置いておくと気づいたときに傷が入っているなんてこともあり得ます。毎回丁寧に大切に取り扱い、ルビーの価値を自ら高めてください。

グレードの低いルビーは衝撃にもろい

ルビーは基本的には強い宝石ですが、グレードが低いものは衝撃に耐えられないこともあります。グレードが低いルビーは、衝撃が与えられることでフラクチャーという割れ目に沿って破損する可能性が高いのです。

お手入れは、簡単な水洗い程度にしておき、お手入れによる衝撃もできるだけ与えないようにしましょう。グレードが低いルビーも、大切に扱うことで輝きや宝石そのものが長持ちしてくれる可能性があります。

他のジュエリー同士が擦れないように保管

ルビーを保管するときは、他のジュエリー、特にダイヤモンド以外とは別々にすることをおすすめします。ルビーは硬度があるので他のジュエリーと擦れてしまうことで傷が入ることがあるのです。

特にパールのように柔らかいものと一緒に保管すると擦れ合うことで傷が入るリスクが高まります。ルビーはルビーだけの個別のジュエリー入れを準備しておくと安心です。

直射日光は退色の恐れあり

熱に強く衝撃にも強いルビーですが、長時間の直射日光に当て続けていると退色する可能性があります。晴れた日や夏の紫外線が強い日に着けてお出かけするのはほぼ問題ありませんが、保管のときは直射日光は避けてください。

通気性が良い場所を選んで綺麗に保管しましょう。

 

こまめに裏側を手入れする

ルビーのジュエリーを楽しんだ後は、丁寧に拭いてから保管しましょう。大切なのは裏側をしっかりと手入れすることです。ジュエリーの裏側というのは、肌に触れる部分のため、汗や皮脂による汚れが付着してしまいます。

放置しておくと汚れが蓄積して、最初のような輝きを感じなくなることもあるでしょう。ダイヤモンドと同じで硬い宝石なので、拭くことで輝きを取り戻し、こまめな手入れで末長くルビーを楽しめる可能性も高くなります。

超音波洗浄も可能

水や溶剤を入れた超音波洗浄機でルビーのお手入れをすることも可能です。超音波で洗浄機に入った水や溶剤を振動させ汗や皮脂などの余分な付着物を取り除いてくれる効果があります。

自分で拭くよりも簡単にお手入れができるのと、超音波洗浄機は購入することができるため手軽でおすすめです。ルビーの他にも、ダイヤモンドやサファイアをお持ちの方は、超音波洗浄機があるとお手入れも楽になります。

しかし、グレードの低いルビーやダイヤモンド、サファイア、硬度が低い宝石には向かないお手入れ方法なので注意しましょう。

ルビーの家庭で出来るお手入れ方法

大切な宝石のお手入れは、プロにお任せすることももちろん可能です。しかし、愛用している宝石ほど自分のそばに置いておきたいと思いませんか?

着けたいときにお手入れに出していて宝石がないため、着けられないという状況は避けたいものです。そうならないためにも、自宅でできるお手入れ方法を覚えておきませんか?

簡単にできる方法なので、ルビーを使った後にでもやってみてください。

中性洗剤とやわらかいブラシ洗浄

中性洗剤で色落ちする可能性が低いルビーなので、お手入れに中性洗剤を使用しましょう。

直接やわらかいブラシに中性洗剤をつけてこするのではなく、30度前後のお湯を準備して、お湯の中に中性洗剤を入れてください。中性洗剤をしっかり溶き、少し時間を置いたらやわらかいブラシをつけて一度泡立てます。

そのブラシをルビーに優しく触れるように撫でていき、汚れを除去しましょう。ブラシで磨くというよりは、撫でるという感覚を持つことが大切です。

終わったら、ぬるま湯や水で洗い流してください。ちなみに、柔らかいブラシは、歯ブラシでも対応可能です。

乾いた柔らかい布で優しく拭く

乾いた柔らかい布でルビーを優しく拭くお手入れ方法もあります。中性洗剤で洗った後、水洗いをし、最後に拭くのもいいですがルビーは乾拭きも向いている宝石です。

時間がないときや、より手軽にお手入れしたいときは、柔らかい布を使ってルビーの裏側を中心に拭いてください。ジュエリー専用のクロスがあれば、持っておくと便利です。

つけて外すたびに、拭いて保管するとルビーが輝いてくれるでしょう。

30分の付け置き

これまでの方法で汚れが思ったように落ちない場合は、ぬるま湯に洗剤を入れたものにルビーを入れ、そのまま30分付け置きしましょう。

30分経過したら取り出して水洗いをし綺麗に拭きあげてください。それでもまだ汚れていると感じたときは、一晩付け置きしてみるのもおすすめです。

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まとめ

ルビーという美しい宝石は、正しいお手入れや取り扱い方、保管方法を取り入れることで美しさを継続してくれます。いつまでも大切に、末長く愛用したい方は、是非ルビーを使用した後のお手入れや保管に注意してみてください。

大切に扱うことで、よりルビーに愛着が湧き、お気に入りの宝石になりそうですね。

 
 
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