アメジストの手入れ方法とは?石の特徴や取り扱い方法を徹底解説!

 

アメジストの特徴

アメジストは美しいラベンダーカラーから濃紫色の宝石です。

日本では「紫水晶」とも言われており、ギリシャ神話では白い水晶に赤ワインが垂らされて出来上がったとも言われています。ブラジルを中心とした南米で採掘されることが多いですが、実は日本でも石川県や宮城県などで採掘されています。

日本では「アメジスト」と言われていますが、発音としては「アメシスト」が正しいことも豆知識として知っておきましょう。

古来からアメジストは高貴な美しさのある宝石として知られており、国によっては王族貴族しか身に着けることを許されなかった石でもあります。

現在は身分や貴賎に関係なく身に付ける方が多い、広く一般的に浸透している宝石の一種で、特に女性に人気があります。石言葉は「誠実」「高貴」。

アメジストの持つ透明感のある紫色は、神秘的で心の清さや徳の高さを思わせる色ですね。また、アメジストと言えば2月の誕生石としても有名ですよね。

2月生まれの方への贈り物としてはもちろん、美しい女性へのプレゼントとしてもオススメしたい宝石だと言えます。

アメジストの取り扱い方法

美しいアメジストですが、実は非常にデリケートな石でもあるので、美しいアメジストの輝きを保ち続けるためには、正しく取り扱わなければいけません。

ここではアメジストの正しい取り扱い方法についてご紹介します。

割れやすい石なので注意

アメジストは他の宝石と比べても非常に割れやすい石です。軽い衝撃だったとしてもそれが重なっていくと、あっさりと割れてしまう可能性もあります。

硬いものに当たったり、高いところから落としてしまったり、割れてしまう原因は多く存在します。ですので、アメジストは強い衝撃を与えないように、大切に扱うようにしましょう。

保管の際は硬いジュエリーと一緒にしない

アメジストは割れやすいため優しく取り扱うことをお伝えしましたが、身に着けていない間でも注意が必要です。

硬いジュエリーと一緒に保管し、万が一他のジュエリーと当たってしまったりすると、その衝撃が割れの原因になる可能性もあります。

特にネックレスやピアスの場合は吊るして保管してしまうと、ケースや他のジュエリーと当たってしまう可能性も。アメジストを保管する際は、柔らかい布にくるんだり、他のジュエリーと触れないように平らに置いて並べるようにしましょう。

太陽光には注意

また、アメジストの天敵として光が挙げられます。光に当たることで、アメジストの美しい紫色が退色してしまう恐れがあります。

特に、長時間直射日光がアメジストに直接当たってしまうと、アメジストの美しい色が損なわれてしまう可能性が高いので光が当たらないよう気をつけましょう。

ガラス製のジュエリーケースなどではなく、外から中が見えないような素材、デザインのケースを選びましょう。そうすることで、太陽光による変色を防ぐことができます。

▼アメジストのリフォームはこちらをチェック▼

アメジストのリフォーム|「愛の石」と呼ばれるアメジストを素敵なジュエリーに

アメジストのお手入れ方法

それでは、アメジストはどのようにお手入れするべきなのでしょうか。

アメジストには正しいお手入れの方法があり、その方法で手入れをしないと、アメジストの美しさを損ねる可能性もあります。

染色されているものは注意

多くの宝石は超音波洗浄器を使って美しく表面を洗浄することができます。

基本的にはアメジストを使ったジュエリーを洗浄する際も、超音波洗浄器を使用して洗浄することができます。ただ、超音波洗浄器が使えない場合もあるので気をつけなければいけません。

アメジストのフラクチャー(割れ目)を利用してその割れ目に染料を染み込ませて染色しているものもありますが、超音波洗浄器を使うことで変色してしまう恐れがあるので、超音波洗浄器は避けるべきだと言えます。

超音波で洗浄

フラクチャー充填により染色されているものでなければ、超音波で洗浄しましょう。近年では家庭でも使用することができる超音波洗浄器が多く取り揃えられているので、それらを利用して手入れしていくことができます。

ただ、超音波も当てすぎるとアメジストの石そのものの劣化に繋がる場合もあるので、洗浄はほどほどに。

優しく、目に見える汚れを取る程度に使用しましょう。

水分はしっかり拭く

そして、アメジストを身に付ける上でもうひとつ気をつけたいことが、水です。もちろん軽く水にさらされたり、汗や水しぶき程度で急激に劣化することはありませんが、長時間水に接していると劣化の恐れがあります。

ですので、手入れをして、表面を流水で綺麗に洗浄したら、水滴が残らないようにしっかりと水を拭い取る必要があります。

あまりにもゴシゴシと強く拭ってしまうと、耐久性に問題が出てきてしまう恐れがあるのでタオルで優しく拭うことも忘れずに。特にジュエリーの場合は、金属パーツとの隙間に水が溜まっている可能性もあるので、細部まで丁寧に拭うようにすることが必要です。

普段から出来るお手入れ方法

アメジストは以上のように様々なお手入れ方法がありますが、あくまでもこれらはしっかりとメンテナンスする際にするお手入れ方法です。これらのお手入れ方法は手間も掛かりますしやりすぎると石に負担を掛けてしまうので、普段はこまめに簡単な手入れをする必要があります。

ここで、普段からこまめにしておきたいアメジストの簡単なお手入れ方法をご紹介します。

外したらシリコンクロスなどで拭く

まず、アメジストがあしらわれたジュエリーを身に付けたら、外した時にしっかりとシリコンクロスで拭いましょう。柔らかいシリコンクロスはアメジストを傷つけずにお手入れするのにぴったりです。

ジュエリーは身に付けるだけでも目に見えない皮脂や汗汚れ、また外のホコリが付着します。これらの汚れを普段から拭っておくことで、艶やかで美しいアメジストを長く身に付けることができます。

拭ったら、柔らかい布に包んで直射日光に当たらないように大切にジュエリーケースを仕舞いましょう。

温かい石鹸水

もしシリコンクロスなどで拭っても落ちないような汚れが付いてしまったら、ぬるま湯で作った暖かい石鹸水を使って優しく拭き取りましょう。

基本的にアメジストは中性洗剤を使っても問題がない石です。石鹸を使って優しく石を洗浄していきましょう。

細部の汚れを拭いたい場合は、柔らかいブラシなどを利用して、優しく落とすのもひとつの方法です。

ただ、自宅でできるお手入れ方法にはどうしても限界があります。ですので、日頃からお手入れするとともに、定期的にプロにメンテナンスや洗浄を依頼するのも良いでしょう。

プロであれば、さらに着実にアメジストジュエリーのお手入れをしてもらうことができます。

▼ジュエリーのお手入れ方法はこちらもチェック▼

汚れてもこれで安心!ジュエリー・アクセサリーのクリーニングについて

まとめ

今回はアメジストの手入れ方法についてご紹介してきました。アメジストは非常にデリケートで割れやすいうえ、太陽光や水に弱い宝石の一種です。

そのデメリットから正しくアメジストを守ることで、アメジストを美しいまま、長く身に付けることができます。ぜひ大切なアメジストのジュエリーを、日ごろの手入れでさらに美しく身に付けてくださいね。

  
 
▲お問い合わせ、お見積もりに大変便利な
RITZ GLANDE 公式LINEはこちらからどうぞ
 
▲修理品の写真や作業風景を随時投稿しております
 
北海道札幌市中央区南2条西10-1 オエノン北海道BLD.1F
?10:30~19:00
?0800-800-0740(?からも?)
2024年10月
« 4月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031