珊瑚(コーラル)について徹底解説!石の特徴や効果も紹介

珊瑚(コーラル)の特徴

珊瑚といえば沖縄のサンゴ礁をイメージする方も多いでしょう。珊瑚は古くから愛される宝石の一つでもあり、珊瑚の宝石はコーラルとも呼ばれます。正確には岩石ではなく、炭酸カルシウムを主成分としたサンゴ虫の骨格を加工したものが宝石の珊瑚として愛用されています。

つまり、宝石の珊瑚は動物の骨ということになります。モース硬度が3.5と比較的傷付きやすい宝石で、熱や酸に弱い性質もあるので丁寧な取り扱いが必要です。汗や化粧品、食べ物や飲み物が付着した際のお手入れは柔らかい布で速やかに拭き取りましょう。

宝石や宝飾品として加工される珊瑚の中で特に有名で、歴史の登場が古いものはベニサンゴです。海中の10メートルから300メートルの範囲に生息しています。炭酸カルシウムで構成された骨格に、カロチノイドで赤く色がついています。

ベニサンゴの骨格の採掘時はぼやけた色をしていますが、研磨し加工することによって艶のあるピンクや真紅となります。

珊瑚の宝石は、古くはギリシア神話に登場します。その後、紀元1世紀には地中海地域とインドとの交易で重宝されました。当時のローマではすでに珊瑚は子供のお守りとして使われており、現在でも珊瑚は子供の厄除けや、女性の子授けのお守りとして愛用されています。

珊瑚(コーラル)の種類

真珠と並んで海の二大宝石とされている珊瑚。アクアマリンと共に3月の誕生石にも加えられています。珊瑚は主に、見た目や色合い、産地や希少性がそれぞれ異なる以下の4種類に分類されます。

赤サンゴ

赤サンゴはイタリア、フランス、ギリシャやスペインなど、地中海沿岸で採れる珊瑚です。紅サンゴとも呼ばれていて、水深の浅いところに生息しているサンゴから採取され、地中海沿岸の各国で採取可能なので希少性はあまり高くありません。

色は単色の赤といった色合いで、後述する日本の血赤サンゴと比較して明るめの色をしています。

地中海産の赤サンゴから作られる丸玉の直径は6mmほどで、他の種類のものと比較して小ぶりです。ビーズ状に加工されてブレスレットなどのアクセサリーになることが多くなっています。

白サンゴ

白サンゴは日本や中国、台湾の近海、中部太平洋で採取されます。水深100~400メートルの範囲に生息しています。比較的広範囲で採れるサンゴですが、純白のものや象牙色のものは非常に希少価値が高いです。

白サンゴといっても実際のところ薄めのピンクやセピア色をしたものがほとんどです。加工前は桃サンゴに似た色合いですが、研磨することで白っぽく輝きます。

血赤サンゴ

日本の近海、小笠原諸島や奄美地方、沖縄などで採取される赤サンゴの一種です。日本産の赤サンゴの中でも特に一級品のものだけに血赤サンゴの名がつきます。まるで血のように赤の色合いが深いほど価値が高まります。

日本産の赤サンゴには、地中海産のものには見られない白い筋のようなものが加工段階で現れます。これが日本産の赤サンゴを見分けるポイントにもなります。

加工した丸玉のサイズは平均で8mmほど。1センチに及ぶ大玉は希少価値が高く高価です。指輪やネックレスなど、さまざまなジュエリーに使用されます。

桃サンゴ

桃サンゴは桃色サンゴとも呼ばれ、日本近海の血赤サンゴよりも深い場所、水深200~500メートルのところで採ることができます。

赤に近いものから白っぽいピンクまで色合いはさまざまで、中でも均質に薄ピンク色をしたものは非常に高値で取引されます。

桃サンゴは大きめに採取することが可能なため、彫刻に利用されます。彫りを施したペンダントや帯留めなどのジュエリーに加工されることが多く、その他仏像や置物にも加工されています。

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珊瑚(コーラル)の効果

古くからお守りとして重宝されてきた珊瑚は、さまざまなご利益やヒーリング効果があると考えられてきました。海洋貿易でも高い価値のあるものとして運ばれた珊瑚は、海の旅のお守りとしても使われていたようです。

ヨーロッパでは子供のお守り、インドでは魔除けとされてきた珊瑚は、日本では徳川家康の次男・結城秀康が歌舞伎の創始者・出雲の阿国に贈った宝石としても伝えられています。

仏教では七宝の一つに数えられる珊瑚。不老長寿や生命力アップ、創造力アップにもパワーを持つとされ、ビーズ状に加工して身に着けやすいことから、現代でもお守りやパワーストーンとして愛されています。

不妊の予防や出産のお守りに

珊瑚の赤は生命力をイメージさせる色で、海で採れるという点にも神秘性を感じさせます。古くから子授けのお守りとされてきましたが、現代でも不妊の予防や、妊娠・出産時のお守りとしても愛用されています。

命の源である海のパワーを強く持っている宝石として、身体の癒し効果や子供の成長への効果があると考えられてきました。

桃色のサンゴは恋愛運アップも

ピンク系の色合いの珊瑚の宝石は、恋愛運アップのパワーストーンとしても人気です。桃色の珊瑚は見る人の神経を整え心を和ませ、疲れた心と身体を癒します。

赤系の珊瑚は血行を促進し、精力を回復させてくれるとも考えられてきました。男女ともに、身に着けていてメリットのある宝石です。

華やかな色をした珊瑚は、ブレスレットやネックレスで他の宝石と組み合わせた際により引き立つという効果もあります。珊瑚をプラスすることで、よりおしゃれにパワーストーンを身に着けることが魅力です。

珊瑚が昔からお守りとして使用されていた理由

珊瑚は昔から日本でもお守りとして使用されてきました。単に珍しいから、赤系の色が綺麗だからといった理由以上の大きな理由があります。

戦国時代には、戦に出る武士がお守りとして珊瑚を身に着けていたと言われています。単に勝利のお守りとしてではなく、毒見や身代わりの意味も持っていました。

というのも、珊瑚は酸や化学物質に弱く変色する性質を持っていることから、食事に珊瑚を近づけてみて変化が起これば毒が盛られている証拠としていたそうです。

これが転じて、自分の身代わりを果たしてくれるお守りとして重宝されることになったと言われています。

また、珊瑚は子供や女性が身に着けるお守りといったイメージが強いかもしれませんが、昔の日本ではむしろ男性が身に着けることが多い宝石でした。現在でも厄除けとして、老若男女問わず身に着けるのにふさわしい石です。

まとめ

暖色の色合いが美しい珊瑚は、世界各地で古くからお守りや魔除け、厄除けとして利用されてきました。ブレスレットなどの形で身に着けやすいこともあり、現代でもお守りを兼ねたアクセサリーとして愛されている宝石です。

種類やその希少性もさまざまで、白から血赤まで珊瑚のジュエリーは取引されています。

ただ、珊瑚は酸や化学物質に敏感に反応しやすい性質があるので、普段から取り扱いには注意が必要です。

身に着けていて汗をかいたり、ジュースや調味料がかかったりした際は速やかに拭き取れば問題ありません。朝のスタイリングの際は整髪料や香水がかからないよう、スタイリングが終わってから珊瑚のジュエリーを装着してください。

このようなデリケートな性質もあるので丁寧にお手入れをしながら、ぜひ長く愛用してください。

 
 
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