翡翠とキツネ石の違いってなに?見分け方を解説

翡翠とは?

©iStock.com/Riza Azhari

一般的に「翡翠」と聞いて多くの方が頭に思い浮かべるのは、美しい緑色の宝石でしょう。ところが翡翠には緑色だけでなく、実は様々な色の翡翠が市場には存在します。

翡翠の中でも最も価値が高いといわれる石を特別に「琅玕(ろうかん)」と呼ばれ、他の翡翠と区別されるのですが、これは本当に美しい深い緑色をしています。価値の高い翡翠ですから、翡翠といえば「緑」というイメージがついているのかもしれませんね。

確かに市場に出回っている翡翠はほとんどが緑色をしています。しかし翡翠が緑色だという固定概念を持つ人が多いため、わざわざ緑色に染色している場合もあるのです。これも市場で緑色の翡翠が多く出回る理由の一つですね。

しかし紫色が濃く表れている「ラベンダーヒスイ」も大変珍しく価値が高いとされています。また不純物の少ない乳白色の翡翠も、ラベンダーヒスイにはやや劣るものの同様に価値が高いといわれています。

さて翡翠には2つの種類があるのをご存知でしょうか?翡翠にはジェダイト(硬玉)とネフライト(軟玉)があります。実はこの2つが異なる鉱物だということが判明したのは、わずか150年ほど前のこと。それ以前は2種類同様に翡翠として扱われていました。

しかし現在宝石として価値がある翡翠は、「ジェダイト(硬玉)」です。中国などではネフライト(軟玉)の翡翠も人気があるので、よく販売されていますが価値が全く違うので気を付けましょう。

さて、翡翠といえば中国や台湾が有名です。中国のお土産にも翡翠は人気で、お店や空港でもよく見かけます。しかし中国では翡翠は産出されません。中国で産出されるものはネフライトで、宝石として価値のあるジェダイトではないのです。

現在クオリティの高い翡翠が産出されるのは、ミャンマーです。宝石業界で取引される翡翠のほとんどはミャンマー産のもので、クオリティも高く最高級の琅玕(ろうかん)も採掘されています。

また産出量は少ないものの、日本でも翡翠は産出されます。特に新潟の硬玉翡翠は有名で、品質の良い翡翠が産出されています。

キツネ石とは?

©iStock.com/Ekaterina Lutokhina

キツネ石とは、翡翠に似た石の総称です。特に「キツネ石」という名前の鉱物があるわけではなく、いわゆる宝石として価値の高いジェダイト(硬玉)と区別するために、呼ばれる石です。

つまりジェダイト(硬玉)ではない、ネフライト(軟玉)もキツネ石となるわけです。またネフライト以外にも翡翠に似た石はたくさんあります。例えば蛇紋岩、緑泥片岩、石灰岩、曹長石、ロディン岩など種類は様々です。

一見翡翠と見分けがつきにくいため、市場に翡翠として出回っているものも多数あります。またパワーストーンに関してはほぼキツネ石と言ってよいでしょう。

ただキツネ石はキツネ石として、宝石としての価値はなくても好きな人は多いようです。海岸で散策中に見つけたキツネ石を大切に保管したり、細工したキツネ石を好んで購入していったり、キツネ石にはキツネ石の楽しみ方がいろいろあるようです。

なぜキツネ石と呼ばれるのか

では「キツネ石」という名称の鉱物がないにも関わらず、「キツネ石」という名前がつけられているのでしょうか?

キツネは日本では、人をだます狡猾な動物としても良く知られています。昔話などではよくずるがしこいキツネが登場しますよね?翡翠にはジェダイト(硬玉)と見分けのつきにくい鉱物がたくさんあり、それの選別はプロでもなかなか難しいといわれています。

また珍しく日本でも採れる宝石ということもあって、一般の「翡翠ハンター」と呼ばれる人も日本にはいらっしゃいます。その方たちの間で、キツネ石は翡翠より価値の劣るものという意味合いで使われているのです。さらにその意味には「翡翠と似ていてだまされた」という意味も含まれているのでしょう。

翡翠を採掘する人たちの間で翡翠(ジェダイト)と、そのほかの紛らわしい石を区別するときに使われる言葉がとして使われるようになったのが起源だといわれています。

翡翠とキツネ石の見分け方

©iStock.com/magical_light

では硬玉翡翠とキツネ石は、どのように見分ければよいのでしょうか?なかなか見分けが難しい翡翠ですが、ここでは翡翠とキツネ石を見分ける方法を紹介していきます。

ペンライトを当てる

翡翠には樹脂やプラスチックで加工された、偽物も出回っています。翡翠にペンライトをあて光を透かして見ると、偽物なら人工的な気泡が浮かんできます。

また翡翠は鉱物ですから、ペンライトを当てると同じ石にも色の濃淡や塵のような内包物が確認できます。さらにルーペを使うと鉱物特有の結晶も見えるはずです。ただキツネ石かジェダイトかの結晶の違いを、素人が見分けるのは至難の業でしょう。しかし全く内包物がない物はキツネ石の可能性が高いので、注意してください。

削ってみる

翡翠(ジェダイト)かどうか区別するために、削ってみるという方法もあります。削る?というとドキっとしてしまいますが、これはスクラッチテストといって実際にある方法です。

宝石として取り扱われるジェダイト(硬玉)は硬度の高い鉱物。一方ネフライト(軟玉)を含むキツネ石は硬度が低く柔らかいことが特徴です。

そのためガラスなどに翡翠をこすりつけ、ガラスと翡翠のどちらに傷がつくかを確認する方法が試されます。たとえば翡翠ではなくガラスに傷がつけばそれは翡翠、一方ガラスよりも本体に傷がつく場合はキツネ石ということになります。

ただしアクセサリーや置物として気に入っているのであれば、キツネ石の場合傷がついてしまうので見えない部分など気にならないところを選びましょう。

角ばった見た目

翡翠は硬度が高いため、翡翠の原石は割れにくく自然界で見つける場合には角が取れていません。一方キツネ石は硬度が低いため海岸などでは削られて丸くなっています。角ばっている見た目も、翡翠とキツネ石を区別する大きなヒントになるのです。

重量感

少し大きめの石なら重量感でキツネ石と見分けることもできます。掌にのせて軽く上に浮かせて、掌でキャッチしたときの重みで判断するのです。翡翠は見た目の重量よりも重く感じられるため、ズッシリとすれば翡翠。そうでなければキツネ石ということになります。

ツルツルな質感

天然の翡翠は手触りがとても滑らかです。角が立っているのに、表面には全くザラザラとしている部分がなくスルリと独特の感触があります。一方ツルツルと光沢がありすぎるのもキツネ石。ツルツルとは違う、滑らかさが翡翠独特の特色です。

▼その他宝石の情報はこちらもチェック▼

まとめ

©iStock.com/phanasitti

ここまでキツネ石と翡翠の見分け方を紹介してきましたが、それでも翡翠とキツネ石は素人では判断がつきにくいもの。実際ジェダイトとネフライトは150年ほど前まで同じ宝石として扱われていたくらいなのですから。そのため翡翠の鑑定は、プロにお任せするのが確実です。

今回は日本で紀元前から重宝されてきた、国石「翡翠」について解説してきました。大変価値のある翡翠とはいえ、翡翠とキツネ石を見分けるのはかなりの審美眼が必要です。本物の翡翠は大変価値があるものですから、しっかりと見分けて本物の翡翠を手に入れましょう。

 

▲お問い合わせ、お見積もりに大変便利な
RITZ GLANDE 公式LINEはこちらからどうぞ
 
▲修理品の写真や作業風景を随時投稿しております
 
北海道札幌市中央区南2条西10-1 オエノン北海道BLD.1F
🈺10:00~19:00
🆓0800-800-0740(📱からも🆓)

ジュエリーをもっと楽しむあなたに

のジュエリーリフォーム

古くなった、趣味にあわない、使いづらい、
サイズが変わったなど、最近出番のないジュエリー。

RITZ GLANDEで
生まれ変わらせます!

無料でご相談はこちらから

リフォーム事例の一部をご紹介!

2021年4月
« 3月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930