エメラルドの手入れ方法とは?特徴や注意点も紹介

 

エメラルドの特徴

エメラルドの特徴は何と言ってもその美しい緑色の輝きで、世界4大宝石のひとつにも数えられています。宝石の中でも非常に高価な部類で、5月の誕生石としても有名です。

その語源はサンスクリット語の「緑色の石」で、日本では翠玉や緑玉と呼ばれることも多いです。基本的には南米で採掘されることが多く、現在では世界に流通している90%以上がブラジル、コロンビア、ザンビア産。

美しい緑色は古来から王族貴族の間でも人気が高く、ジュエリーとして世界各国で浸透していきました。現在エメラルドは「愛の石」という別名がつくほど、恋愛に関するパワーが秘められた石として知られており、恋のお守りとしても人気です。

その石言葉は「幸福」「希望」。5月生まれの方にはもちろん、多くの方への贈り物としておすすめの宝石であることがわかります。

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エメラルドの取り扱い方法

見た目もその石に込められた意味も非常に素敵なエメラルドですが、取り扱いにはいくつかの注意点があります。これらの取り扱い方法を守らないと、美しいエメラルドのジュエリーもダメにしてしまう可能性があります。

ここで、エメラルドの取り扱いに関する重要な3つのポイントをご覧ください。

壊れやすい石なので注意

エメラルドは石ということもあり丈夫なイメージを持たれるかもしれませんが、実は非常に脆い宝石でもあります。エメラルドは非常に軟らかい石で、衝撃に弱く、軽い衝撃も積もり積もれば割れの原因になってしまいます。

そうした傷の付きやすさ、割れやすさは美しいエメラルドの希少性が増していることにも繋がっています。そのことから、通常ジュエリーなどに使われているエメラルドは、衝撃による割れを防ぐためにオイルや樹脂などで処理されていることが多いです。

保管の際は他のジュエリーと一緒にしない

ジュエリーとなるとエメラルドを他の種類の宝石のジュエリーと一緒に保管している方も多いかもしれませんが、実はそれは絶対に避けていただきたい保管方法です。

基本的には他の石と比べても、割れやすいエメラルド。そんなエメラルドが他の石と接触してしまうと、その衝撃から簡単に割れてしまう可能性があります。

さらに、エメラルドは乾燥や紫外線が弱点のデリケートな石でもあります。エメラルドは前述通り、割れを防ぐためにオイルなどで加工されていますが、エアコンのあたる部屋に置いておくとオイルが乾燥して割れの原因になってしまいます。

また、エメラルドの美しい緑色は、長時間強い紫外線を浴びることで退色してしまう恐れもあります。ですので、湿度が保たれた暗い場所に保管することで、エメラルドの美しさを保ちましょう。

熱に弱いので注意

もうひとつ、エメラルドの天敵として覚えておきたいのが熱です。エメラルドは熱にも非常に弱く、透き通った美しい緑色の石の魅力が損なわれてしまう可能性もあります。

エメラルドは他の石と比べてもデリケートな石なので、その扱いについては細心の注意を払いましょう。うっかりやってしまいがちなのが、エメラルドのジュエリーを身に付けた状態での料理です。

料理の際、フライパンや鍋の熱を受けて、エメラルドが傷んでしまう可能性があります。ですので、料理をする際、また焼肉屋や鍋料理店、鉄板焼き店など、熱の近くに行く際はエメラルドのジュエリーは外しておきましょう。

エメラルドのお手入れ方法

それでは、エメラルドはどのように自宅でお手入れするのが正しいのでしょうか?

美しいエメラルドの輝きを保つ正しいお手入れ方法についてご紹介します。

衝撃や乾燥に注意

エメラルドは衝撃や乾燥に非常に弱く、それらが原因で割れや退色の原因になってしまう恐れがあります。そうならないようにするためには、まずエメラルドを正しく痛めないように保管することが大切です。

日頃からジュエリーをガラス張りなど、外からでも中身が見えるジュエリーケースに仕舞っている方も多いかもしれません。しかし、そうした陽の光が当たりやすいケースではなく、外から中身が見えない、紫外線を遮ることができるケースに保管しましょう。

また、日常的にエアコンが掛かっている部屋などを避けて、乾燥しない場所に移すことも大切です。他の宝石に触れないように、暗くて適度な湿度が保たれた場所に大切に保管しておきましょう。

超音波は絶対に使用しない

絶対にやってはいけない手入れ方法として、超音波洗浄が挙げられます。超音波洗浄はジュエリーの手入れ方法としては比較的一般的ではありますが、エメラルドに関しては絶対にNGです。

エメラルドの含侵されたオイルが洗剤や超音波で流れてしまい、割れやすくなってしまう可能性や色味が変わる原因になってしまいます。それと同様に、除光液を使った手入れ方法も行ってはいけません。

エメラルドは美しさや耐久性を理由にエンハンスメントが含浸されているものが多く、除光液を使うことでそれを剥がすことになってしまいます。

普段から出来るお手入れ方法

それでは、エメラルドは普段からどのような手入れをするべきなのでしょうか。エメラルドは大切に扱うことで、その美しさを損なうことなく、美しく身に付け続けることができます。

その手入れ方法についても合わせて知っておきましょう。

外した後は柔らかい布で拭く

まず、エメラルドは身に付けた後、柔らかい布で優しく拭いて表面の汚れを落としましょう。普段のお手入れは特別な事ではなくこれをしていれば充分でしょう。あまり強く拭いてしまうのも傷をつける原因になってしまいますので、気を付けましょう。

洗浄液を使ってブラシ洗浄

ただ、汚れによっては布で優しく拭くだけでは落ちない場合もあります。

この場合は無理に力を入れようとはせず、エメラルドの洗浄にも適した洗浄液を選んで、優しくブラシで洗浄しましょう。ブラシは宝石の手入れ用に販売されているものを選ぶのがベストだと言えます。

特にブラシの毛先も柔らかめのものを選ぶと、割れや傷を防ぐことに繋がります。洗浄液を使った場合は、洗浄液が残らないように洗浄後はしっかりと水で洗い流しましょう。

また、宝石は専門の洗浄業者があります。

家庭でできるエメラルドの手入れにはどうしても限界があるので、大切なエメラルドのジュエリーであれば、定期的にプロにメンテナンスを依頼するのも良いでしょう。

定期的にメンテナンスをすれば、壊れにくく、美しくエメラルドのジュエリーを身に付け続けることができます。

表面の加工が剥がれかけている場合はその加工のやり直しを行ってくれる業者もあるので、ぜひそれらも合わせて手入れの参考にしてみてくださいね。

まとめ

今回はエメラルドのお手入れの方法についてご紹介してきました。エメラルドは美しい宝石で多くの方に愛されていますが、その美しさは日頃の手入れも大きく起因してきます。

美しく手入れをすることも欠かさずに、エメラルドを美しく身に付け続けてください。

 
 
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