意外と知らない?種類ごとのジュエリー・アクセサリーの歴史

意外と知らない?種類ごとのアクセサリーの歴史
現代においては身につけることがファッションとして当たり前になっているアクセサリーですが、その歴史についてご存じの方はほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。そこで今回はアクセサリーの歴史について、アクセサリーの種類ごとにそれぞれどのような意味や目的によって生まれたのか、などをご紹介いたします。

アクセサリーとは

アクセサリーというのは、装飾品や装身具の総称です。現代においては付属品もその意味に含まれます。ファッションとして身につけるアクセサリーとしては、ジュエリーとの境界線がわかりにくい印象を受けますが、明確な違いがあるのです。

ジュエリーというのは、価値の高い宝石そのものや、貴金属を使用して作られているもののことを指します。ダイヤモンドやルビー、サファイヤなどの有名な宝石はジュエリーということになり、シルバーやゴールド、プラチナなどの貴金属で作られているものもまたジュエリーということです。

一方でアクセサリーですが、簡単に言えばジュエリーに含まれないものということになります。ゴールドやシルバーなどであっても18k以下のものであればジュエリーではなくアクセサリーに分類されるため、わかりにくさを生んでしまっている要因かもしれません。

このように違いはあるものの、実際にはジュエリーの基準に満たないものであってもジュエリーとして扱われていることがありますが、それは法律に違反している行為ではないためということも考えられます。「基準をクリアしたもののみジュエリーとして販売できる」という決まりはありませんので、購入する側が厳しい基準を持って選ぶようにしなければアクセサリーをジュエリーと思いこんでしまうことになるかもしれないのです。

指輪の歴史

指輪の歴史ですが、もともとは魔除けとして身を守る目的から古代エジプトにおいて誕生したと言われています。それ以前にも植物などを紐状にして巻きつけるという魔除けの風習があった形跡が見受けられるなどの諸説あります。いずれにしても魔除けであったり、地位や身分を示したりするためなどのアイテムとして身につけるようになったのでした。

ヨーロッパでは古代ローマ時代にはすでに身につける文化ができており、願い事を叶えるためや権力を示すアイテムとして多くの人々が身に着けていたとされています。日本の場合には中国の文化が伝わってきたことで縄文時代のころに身につけるようになりましたが、その後一時的に文化として影を潜めることになりますが、明治時代にキリスト教が普及し始めたタイミングで再び指輪を身につけるという文化が全国的に広まっていったのでした。

指輪ははめる指によって持つ意味が変わるという特徴があります。無闇に好きな指にはめてしまうと、それを観た他人に誤解されてしまう恐れもありますのでしっかりと意味を把握した上で身につけるようにしましょう。

親指

そもそも親指は権威の象徴で石や望みが叶うものという意味を持っています。そのため叶えたい願いがあり、信念を貫くという意思をお持ちの場合にはめるといいでしょう。親指にはめたリングのことを「サムリング」といいます。

人差し指

人差し指は成功や積極性の象徴であり、他人との意思疎通や集中力が高まるという意味を持つ指です。物事に集中して取り組みたい場合や、他者とのコミュニケーション能力を高めたいという場合にはめるといいでしょう。人差し指にはめたリングを「インデックスリング」といいます。

中指

中指にはめた指輪のことを「ミドルフィンガーリング」と呼びます。中指自体には直感やトラブル回避などの象徴で、生きる道を切り開いたり将来の予測をしたりという意味を持っていますので、問題を回避しつつ人生の活路を切り開期待という意思をお持ちでしたら指輪をはめるのにぴったりな指となります。

薬指

薬指は「リングフィンガー」と呼ばれており、古代より指輪をはめるための指とされてきました。薬指自体も心臓とつながっていると言われるほど重要な存在とされており、精神の安定や絆を深めるといった意味を持っています。結婚指輪や婚約指輪をはめる指としても有名ではないでしょうか。

小指

小指はチャンスや秘密を象徴している指とされており、小指にはめた指輪のことを「ピンキーリング」と呼びます。近年でもファッションとして身につける方が多いためご存じの方も多いのではないでしょうか。

ネックレスの歴史

ネックレスは世界最古のアクセサリーと呼ばれるほど歴史の古いアクセサリーです。狩猟の数を示したり、身分を表したりする目的で身につけるようになったというのが始まりとされています。その後時代が進み貴族文化が始まると舞踏会などの華やかな場が設けられるようになり、そうした場所で女性の胸元を美しくきらびやかに飾るためのものとして、宝石などをあしらった豪華なものが身につけられるようになります。現代でも胸元を飾るためのファッションとして身につけられておりますので、もはやなくてはならない重要なアイテムです。

ピアスの歴史

ピアスは本来魔除けとして身につけられ始めたとされています。その昔は身体の穴から悪霊が入り込むとされており、耳や鼻など人間の体が持つ穴の近くにピアスを身につけることでそれを防いだということになります。その当時からもダイヤモンドなどの宝石をあしらったものが使われており、男女問わず身につけていました。その後が女性のアイテムとして徐々に広まっていき、現在では再び男女に関係なく身につけるファッションアイテムとして定着しているのです。

まとめ

今回ご紹介したアクセサリーの歴史を知ることで、身につける際の気持ちも少し変化するのではないでしょうか。ファッションとしては見た目やデザインが最も重要視されるかもしれませんが、意味を理解することでそのアクセサリーを正しく身につけることでより大切なものになるはずです。

「リッツグランデ札幌」ではそうした歴史や伝統を大切に捉えた職人が丁寧に対応しますので、大切なアクセサリーのオーダーがございましたらぜひお任せください。

 
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