K18(18金)の手入れ方法とは?変色の原因や保管方法まで徹底解説!

K18の変色原因は「皮脂」

黄金の輝きが美しいK18ですが、使っているうちに金色がくすみ、変色してしまって困っている方もいるでしょう。買ったばかりのあの輝きを失わないためにはどのようなお手入れや保管をしたらよいのか、以下でじっくり解説します。

K18が変色する最大の原因として、皮脂汚れが挙げられます。毎日の装着で汗がかかったり、指輪などK18のジュエリーやアクセサリーを何気なく指で触ったりしてしまうことで、皮脂が付着します。

ジュエリーに皮脂が付着したままになると、皮脂が酸化して、それが空気に触れることで変色します。宝石にも皮脂汚れや酸化に弱いものがありますが、金属部分のK18も同様なのでそれぞれにお手入れが必要です。

使用したらジュエリーに皮脂を残さないこと、その都度汚れを拭き取ることで、K18の輝きを保つことができます。

ただし、お手入れや保管の方法を間違えてしまうと、かえって劣化を早めてしまう場合もあります。K18の特徴を知り、それに合ったお手入れの仕方や保管方法を心がけてください。

変色を防ぐためには普段の手入れが重要

まずは普段のお手入れ方法を紹介します。変色を防ぐためには普段からのお手入れが重要です。汚れが気になってから落とそうと思っても、すでに変色して定着しまったものをこすり落とすことはできません。

また、皮脂以外にも変色や劣化の原因となってしまうものが日常生活の中にもあります。以下の点に気をつけて、毎日のケアに役立ててください。

使った後はきちんと拭く

皮脂汚れをK18に残さないため、使った後は毎回きちんと拭きましょう。メガネ拭きか、金製品専用の革など柔らかい素材のもので乾拭きするだけで十分です。ジュエリーを外したらその度にこれらクロスでひと拭きするだけで普段のお手入れは完了します。

汚れが気になる場合のお手入れ方法は下記で詳しく紹介しますが、シルバーアクセサリー用の研磨剤などは使用しないようにしてください。金属の違いによっても性質が違い、研磨剤を使用するとK18では傷が入ってしまいます。宝石もダメージを受けることがあるので気をつけましょう。

酸や化学物質に触れないように保管

K18は酸に弱いので、酸や化学物質に触れない形で保管します。K24の純金と異なり、K18は酸化や化学変化に弱い金属を含んでいます。この金属が化学反応を起こすことによって、K18が変色します。

汗や化粧品などが付着したまま保管すると、保管中に変色することがあります。必ず上記のように拭き取ってから保管しましょう。

保管中に他のジュエリーやアクセサリーと触れて酸化し、変色する場合もあります。面倒ではありますが、1つ1つ個別に包むか、別々のケースに入れるなどして、他のアイテムと触れない形で保管してください。

日常生活や旅先でも酸や化学物質に注意

K18のジュエリーを装着したまま普段していることが、変色につながることもあります。香水やヘアスプレーなども酸を生じさせ、K18を変色させやすいので注意が必要です。

スプレーがかかるわけではないから、と思っていても、スタイリング剤がついた手でK18のジュエリーを触ってしまうことも考えられます。スタイリングが全て終わってからジュエリーを身に着けるよう習慣づけると安心です。

その他、気をつけたいのが旅先の温泉です。K18のジュエリーが盗まれては大変だからと、装着したまま温泉に入りたいところですが、温泉の化学物質で変色しやすくなります。

宝石部分でも温泉の成分に弱い石は何種類かあります。旅先では貴重品用の金庫に入れるなどして、着けたままにせず厳重に保管することをおすすめします。

変色してしまった時のお手入れ方法

K18が変色してしまっても、ご自宅でできるお手入れ方法で黄金の輝きが蘇る可能性はまだあります。以下の方法で汚れを落とし、変色を元どおりにできるかどうか試してみてください。

ただし、K18に付いている宝石の種類によっては石を傷めてしまうため、これらの方法が使えない場合もあります。そちらの宝石のお手入れ方法も確認してから試しましょう。汚れが落とせないときはお買い求めのお店やジュエリーの専門店に相談してみてください。

専用のクロスで磨く

ジュエリー専用のクロスはお買い求めのジュエリーショップなどで購入できます。宝石のお手入れにも使用できるので、1枚あると便利です。

毎日のお手入れもクロスで軽く拭くだけで十分ですし、汚れが気になったときも専用のクロスで磨いて落ちる場合があります。

中性洗剤やアンモニア水を使って洗浄

中性洗剤とぬるま湯を1:1の割合で混ぜて洗浄液を作ります。その中にK18のジュエリーを5分間浸しておくと、汚れが浮いてきます。その後、乾いた柔らかい布で水分を拭き取って完了です。

ドラッグストアで手に入る市販の消毒液を使った洗浄方法もあります。こちらも消毒用アルコールと水を1:1の割合で混ぜ、ジュエリーを5分ほど浸します。水の中で振ると汚れが落ちます。

強力な汚れにはアンモニア水を使うという手もあります。ただし金属へのダメージも大きいので、頻繁には使えない方法です。アンモニア水に対し6倍の水で薄め、つけ置きをします。長時間置いたままにすると腐食の可能性があるので注意。つけ置き後はアンモニアが残らないよう水でよくすすぎ、水分が残らないように柔らかい布で乾拭きします。

重曹で磨く

K18の黒ずみを重曹で磨き落とすことができます。重曹が糊状になるよう、少量ずつ水を足して溶いて、それをK18の汚れが気になる部分につけて優しくこすります。

こすっても汚れが落ちなさそうなら重曹をつけたまま5分ほど置き、柔らかい布でこすりながら水洗いします。仕上げに柔らかい布で乾拭きし、水分が残らないようにして完了です。

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K18アクセサリーの保管方法

K18は実は硬度が低めです。ダイヤモンドの硬度を10とすると、K18は4.5程度。他のジュエリーと混ざる形で保管すると、硬い宝石とぶつかり合って傷が入ってしまいます。専用の宝石箱で個別に保管しておくことをおすすめします。

個別のケースを用意するのが難しい場合は、ジュエリー用ポーチや布などで1個ずつ包んで保管する方法でも構いません。

直射日光や高温多湿な場所、逆に乾燥しすぎる場所を避け、できるだけ風通しが良い環境で保管すると、K18を身に着けていない間の変色を防ぐことができます。

まとめ

K18は皮脂や化学物質による酸化に弱いですが、日々のお手入れで変色を防ぐことは十分にできます。ゴールドだからダメージに強いはず、と安心せず、装着時や保管時の扱い方には気をつけましょう。

もし汚れや変色が改善しない場合があれば無理に磨き落とそうとはせず、お買い上げのお店や専門店に相談してみるのも一つの手です。

 
 
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